まもかです。
転勤族の妻のみなさんは、今後の自分のキャリアプランに悩んでいませんか?
「転勤族と結婚したら、今後どんな働き方をしたらいいのだろう」
「周りは専業主婦ばかりで、キャリアプランのお手本となる人がいない・・・」
そう悩んでいる人も多いと思います。
私は転勤族の夫と結婚後、正社員やパート・アルバイトを経験し、今現在はフリーランスで働いています。
今回は転勤族の妻が考える転妻の働き方について、実体験を元に解説します!
共働き夫婦のお金の管理方法を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

転勤族の妻のキャリアプラン【正社員として働く難しさ】
転勤族の妻が正社員として働くには、大きな壁がいくつもあります。
同じ職場に長く勤めることが難しい
夫の転勤が決まると、職場を変わらなければいけません。
転勤は急に言われることが多いため、引き継ぎが間に合わないことも。
転勤のたびに、その旨を上司に伝えなければならず、精神的に大きなストレスになります。
新しい場所で仕事を探すのが大変
転勤先で正社員として仕事を探すのは一苦労です。
転勤がいつあるかわからない状態で、正社員で雇ってくれるところは少ないのが現状。
仮に雇ってもらえたとしても、新しい職場になじめるかもわからず、毎回かなりのストレスがかかります。
夫の会社の仕組みが専業主婦を前提としている
転勤がある会社の制度は、妻が専業主婦であることを前提として設定されているものばかりです。
社宅の当番は奥様がする
例えば、社宅のルールとして「社宅当番は妻が担当する」というところも多いです。
平日、共用部の修理業者の対応や、町内会の会議に参加することも。
また社宅に新しく入ってくる人へ、鍵の受け渡しを担当することもあります。
転勤が決まったらすぐ社宅を追い出される
社宅住まいの場合、転勤が決まったら引っ越しまで2週間もないということもよくあります。
次の人が入ってくるため、すぐに出る準備をしなくてはいけません。
夫は、転勤が決まったその日から、送迎会で毎日遅くまで飲み会ということも。
そうなると、引っ越しの準備は妻がしなくては間に合いません。
正社員で働いていた場合、引き継ぎなどで最低1ヶ月は必要だと思いますが、そんな時間もありません。
住むところがなくなってしまうので、しっかり引き継ぎをしてから引っ越しはほぼ不可能です。

扶養を超えて働くと損をする
転勤をともなう仕事の場合、扶養内で働く主婦へのサポートが手厚い場合が多いです。
例えば、年間103万以内で働いている妻がいる人は、家族給として給料に毎月数万円上乗せされることも。
正社員で働く妻の場合、この103万を超えることになるので、家族給を受け取ることはできません。
もちろん、税金の面でも控除等を受けられなくなり、扶養内で働く主婦より余分に税金が取られます。
正社員で働くと、こういったお金の面で不公平に感じる人もいるかもしれません。
転勤族の妻のキャリアプラン【正社員として働くためには】
転勤族の妻が正社員として働くためには様々な壁がありますが、それでも正社員にこだわる場合、どんな選択肢があるのでしょうか?
全国に支店がある企業で働く
全国にある企業で働けば、夫の転勤に合わせて支店を移動させてもらえる可能性があります。
ただし、受け入れ先の支店のタイミングもあるので、なかなか希望の支店に移動できないことも。
また、同じ仕事でも、職場内の同僚や上司が変わるので、なじめる補償はありません。
業務内容によっては、また1からスタートになるケースもあります。

私は大手保険会社に勤めていたので、夫の転勤を機に移動させてもらいました。
ただ営業職だったので、1からお客様との関係を気づいていく必要があり、かなりしんどかったです。
専門職につく
看護師や薬剤師、歯科衛生士などの資格があれば、どこでもすぐに正社員として雇ってもらえます。
ただし、資格を取るには何年か学校に通う必要があり、お金も数百万単位でかかります。
比較的簡単な、医療事務や歯科助手であれば、資格をとって正社員で働ける可能性はあります。
医療関係の資格の他にも、プログラミングやwebデザイナーなどの技術職であれば、簡単に転職でき、会社によっては在宅ワークでの作業も可能です。
IT系の資格は、オンラインで資格取得を目指せるスクールもあります。
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単身赴任してもらう
正社員として働き続けるため、夫に単身赴任をしてもらう、という方法もあります。
この方法であれば、今の職場で問題なく、正社員として働き続けることは可能です。
ただし、家賃はもちろん、冷蔵庫・洗濯機などもそれぞれで買い揃える必要があり、経済的負担は覚悟しなければいけません。
フルリモートの会社を探す
最近では、リモートでできる仕事も増えています。
ただし、フルリモートで正社員を新規で採用している会社は少ないのが現状です。
今の仕事がリモートでできる仕事の場合、一度相談してみるのがオススメです。
転勤族の妻のキャリアプラン【パート・バイト】
パートやバイトは短期でも働きやすい環境が整っています。
扶養内で働く方法もありますが、扶養に関係なく、たくさんシフトを入れて働くことも可能です。
学生でバイトをする場合も、在学期間中の2年〜4年ぐらいで働く人が多く、数年働いてくれたら助かるというところがほとんどです。
職種によっては、同じような年代の主婦の人たちが多く、馴染みやすいのでオススメです。
全国チェーンのお店で働いたり、経験者が優遇させるような仕事をしたりすることで、次の転勤先でも仕事を見つけやすくなります。

私は最近までコールセンターでバイトをしていました。
主婦の人が多い職場で、とても働きやすかったです。
シフトもかなり融通が効くので、長期で実家に帰ることもできました。

転勤族の妻のキャリアプラン【フリーランス】
正社員や非正規雇用にこだわらず、フリーランスで働く方法もあります。
例えばwebライターなどは、場所に縛られず働くことができます。
そのまま、キャリアを積み上げていくことも可能です。
ただし、最初は安定して稼げないため、ある程度家計に余裕があることが前提になってきます。
まずはバイトやパートをしながら副業としてフリーランスで働くのがオススメです。

現在はwebライター兼ブロガーとして働いています。
どこにいてもキャリアを積み上げていけるという点においては、転勤族の妻にぴったりの働き方だと思います!
まとめ
- 転勤族の妻が正社員として働くにはさまざまな壁が。夫の会社の仕組みのせいで働けない可能性も。
- 正社員として働き続けるには、何かを犠牲にする必要が。本当に大切なものを考えて。
- 転勤族は数年働くことができれば、アルバイトやパートとして重宝される。
- フリーランスとして働くことで、キャリアを積み上げることも可能。
転勤という制度は、男女平等の社会では成り立たない制度のように感じます。
ただし、公務員や銀行、大企業ではまだまだ転勤制度があるのが現状。
今はまだ難しいかもしれませんが、いつか転勤に関係なく働ける世の中になるはずです。
それまで、自分のスキルを磨いて価値を高めて、どんな環境でも自分らしく生きられる力を身につけていきましょう!
