妊娠中の夫婦の思い出作りとして、最近流行りの「マタ旅」。
妊娠中は普段と違うので、周りの迷惑にならないか、不安ですよね。
私自身も、マタ旅に行くか最後まで悩みましたが、結果行って正解でした!
賛否両論があるマタ旅ですが、しっかり準備して注意事項に気をつければ決して迷惑なんかではありません。
今回は、マタ旅が最高の思い出になるよう、一緒に注意事項をチェックしていきましょう。

旅行の持ち物については、カップル旅行は持ち物が肝心!絶対に失敗しない持ち物リストとは?をチェックしてみてください。
マタ旅で別途必要な持ち物は、記事の後半でご紹介します。
マタ旅で注意すべきこと
移動手段に注意する
妊娠中はいつもとは違う体調の変化が起こりがちです。
特に乗り物での移動中など、長時間同じ姿勢を続けなければいけない場面では注意が必要です。
車
車で移動する際は、シートベルトがお腹を横切らないよう、腰の辺りに来るように調整が必要です。
補助ベルトがあれば、車でも安心して移動ができます。
また、妊娠中は特にトイレが近くなります。
高速道路などを使って移動をする場合、こまめにトイレ休憩を挟むようにしましょう。
長時間同じ姿勢にならないよう、サービスエリア等で一旦降りて、体を動かすことも大切です。
電車・新幹線
妊娠中は機敏に動くことが難しくなります。
走ったりすると危険なので、乗り換えの時間には余裕を持って計画を立てることが大切です。
電車は途中下車が難しいので、トイレのない電車での長距離移動は控えましょう。
トイレがついている電車の場合は、トイレが近い席を確保すると安心です。
飛行機
妊娠中は血栓が詰まりやすい時期なので、エコノミークラス症候群に注意が必要です。
エコノミークラス症候群とは、長時間同じ姿勢でいることで足に血栓ができ、血液に乗って肺の血管を塞いでしまう病気です。
飛行機で移動する際は、こまめに足を動かし、水分をとって血栓ができるのを予防しましょう。
また、妊娠36週を過ぎると航空会社によっては、搭乗に医師の診断書が必要になります。
飛行機での旅行を計画している場合は、週数にも注意しましょう。
食べ物に注意する
旅行先はさまざまな食べ物を食べる機会があると思います。
ナマモノやチーズなどには、変わらず注意が必要です。
少しでも不安に思う食材は口にしないようにしましょう。
宿泊先に前もって妊娠中であることを伝えておくと、宿泊先での料理を変更してもらえることもあります。
マタ旅に行く時期に注意する
妊娠初期は流産しやすい時期なので、なるべくマタ旅は控えましょう。
つわりが出やすい時期でもあるので、旅行が楽しめない可能性もあります。
臨月はお腹が張りやすく、旅行には不向きな時期です。
マタ旅に行くのであれば、俗に安定期と言われる妊娠5ヶ月〜7ヶ月ごろがおすすめです。
もちろん、人によって体調は異なるので、自分の体調を見ながら、無理のない計画を立てましょう。
リスクがある人は避ける
妊娠中の検診で、何かしらのリスクがあると診断された場合、マタ旅は避けるようにしましょう。
少しでも気になることがある場合は、かかりつけ医に相談してください。
海外旅行など遠出は避ける
クレジットカードについている旅行保険は、ほとんどの場合妊婦は対象外になっています。
そのため、海外で何かあって医療機関を受診することになった場合、高額な医療費を請求されることに。
また、緊急時に意思疎通がうまくできず、適切な処置を受けられない可能性もあります。
日本であれば救えた命が救えない、という事態も起きかねないので、海外旅行はなるべく避けるようにしましょう。
マタ旅におすすめの宿泊先
最近ではマタ旅専用のプランが出ている宿泊先もありますが、数はまだ少ないです。
マタ旅専用プランがないとことでも、事前に宿泊先に妊娠中であることを伝えることで、食べ物の配慮をしてもらえることもあります。
気になる宿泊先にマタ旅プランがない場合でも、諦めず予約前に相談してみてください。
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温泉旅館
客室に露天風呂がついているところや、貸切の家族風呂があるような旅館がおすすめです。
外に出なくてもいいよう、食事付きのプランにすることで、妊婦でも安心してのんびりすることができます。

私はマタ旅に実家近くの温泉旅館を選びました。
事前に宿泊先に伝えていたので、部屋には子供の名付けの本や、ノンカフェインの飲み物を用意してくれていました。
リゾートホテル
リゾートホテルは施設内にレストランやスパが併設されているものが多く、外に出なくても施設内でゆったり楽しむことができます。
眺めが良かったり、部屋でも十分にマタ旅を満喫することができます。
プールがある場合もありますが、妊娠中は無理をしないようにしましょう。
注意すべき旅行先
ビーチ
妊娠中はホルモンの関係で、紫外線での肌トラブルが起きやすい時期です。
炎天下の中、長時間外にいると体にも負担がかかります。
海水での細菌感染の心配もあるため、妊娠中はビーチを軽く散歩する程度にとどめておきましょう。
テーマパーク
妊娠中は激しいアトラクションは避けなければいけないので、十分に楽しめないかもしれません。
人が多いところでは、さまざまな感染リスクも上がるので、土日などの人が多い時期にはお勧めできません。
こまめに休憩をし、無理のない範囲で楽しみましょう。
高原・牧場
高原や牧場には、動物がたくさんいます。
それらの動物から菌をもらう可能性があるため、ふれあいなどは避ける必要があります。
また、搾りたての牛乳などは、感染症の危険があるため口にしないようにしましょう。
マタ旅の持ち物リス
母子手帳・健康保険証
旅行先で何かあった時、母子手帳があれば妊娠の経過を把握してもらえます。
緊急時の判断の際には、とても重要な情報になるため、旅行先では必ず持ち歩くようにしましょう。
旅行先で医療機関に行く可能性も考え、健康保険証も忘れずに携帯してください。
薬やサプリメント
病院から処方されている薬がある場合、忘れずに持参しましょう。
薬以外にも、日頃飲んでいるサプリ等も持っていくと安心です。
保湿クリーム
妊娠中はホルモンバランスの乱れから、肌トラブルが多くなります。
滞在先に備え付けの保湿クリームでは、肌が荒れることもあるため、いつも使っているクリームを持って行くようにしましょう。
パジャマ
滞在先に備え付けのパジャマはサイズが合わないこともあります。
旅館にある浴衣は、寝てる間にはだけてお腹が冷えてしまうことも。
いつも使っているマタニティパジャマがあると安心です。
クッション
移動時間が長くなる場合、腰に入れるクッションを持参すると快適に過ごせます。
まとめ
子どもが産まれれると、旅行にも中々行きづらくなります。
マタ旅でお腹の赤ちゃんを感じながら、夫婦水入らずの時間を堪能してください。
ただし、くれぐれも無理はせず、心配なことはかかりつけ医に相談してください。